かもされる牛ごはん
突然ですが、サイロの話をします。サイロってなんやねんと思う方もいらっしゃると思うのですが、そしてサイロの日本全国的な認知度ってどれほどだろうとも思うのですが、それはまあいいとして、サイロとは「冬の間の牛さんのごはん(草)を溜めておく塔みたいなやつ」です。主にレンガとかで出来ていると思います。 北海道には牧草地たるものがあって、春からにょきにょきと牧草が生えてきて、それを夏にトラクターで刈り、ころっとロール状にします。なんか巨大なお菓子のコロン(グリコ)みたいな形にしておくのです。広い草原にそんなのがころころあって、ちょっと愉快な光景です。 しかし所詮は牧草、そんなに日持ちするものではないのでどうするかというと、サイロというレンガの塔にぎうぎうに空気の隙間無く詰めておくのです。すると、酢酸発酵や乳酸発酵して長持ちし、それを食べると冬の間も牛さんがごはんを食べていけるということなのです。この発酵した牧草をサイレージといいます。 ちなみに単に空気がなくせばできるので、サイロに詰めずにコロンをビニール等で包んでもサイレージになりますが、ビニールが破れたら一発アウト的なものがあるらしいです。 でも後述しますが、牧草をサイロに詰めるのはとっても大変なので、最近はこのラップサイロが多かったりするらしいですね。でもクマが破ったりするらしいですが。道東の酪農が盛んな場所にはけっこうクマも出る。 さて、サイロに牧草を隙間無く詰める作業なのですが、これが大変。マンガ『動物のお医者さん』の中でも出てくるのですが、なんというかごつい、らせん状に金具が動いてゴンゴンと牧草を上に運ぶ機械でサイロの上のほうにある入り口へ草を入れ、それを中の複数の人がギシギシと踏み固めていくというえらい気の遠くなる作業です。 人手もいるし、大変危険で、私が直に聞いた話だけでも一人が命に関わる大怪我(機械に巻き込まれた)になり、一人が死亡して家族が引っ越してしまいました。ちなみにどちらもお父さんです。お父さん大変です。 しかしどうしてサイロの話を始めたかというと、ここの『赤いサイロ』というお菓子がわりかし美味しかったよーという話だったのでした。 地下の丸井の向かいのきたキッチンに売ってた。何故買ったのかというと以前なんかのテレビでやっていたのでした。おわり。
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