残念な人たちの残念な話
なんだか例の案が通ってしまいましたが。別に、出版業界がみんな名古屋に移動してしまえばいいと思うんですがどうか。いや本当に移動とかじゃなく、本社を名古屋とかにしてごまかしたり。印刷工場が東京でも別に。流通が規制されるなら違うところを編集の拠点とかにできませんか。もう東京には見込みがないでしょう。イベントもみんな名古屋とかでやっちゃえばいいですよ。いや別に名古屋じゃなくてもいいが。千葉とか埼玉とかでも。そもそも出版業界だって、不思議な弾圧をする東京都に税金を納めるのもばかばかしいと思うんですが。そんなことなんだかんだで不可能だよ! となるかもしれませんが、まあこの案じゃなくても別の知恵でかわすような、違う方向にシフトすることも考えたほうがいいと思いますよ。みんな正面きって合法的に抗議して、それでも条例が通ったっていうことは、相手に聞く気がないってことです。東京都の都議会議員はかわいそうな人たちです。自分たちが松平定信とか水野忠邦だということが分かってないんです。学校で習っても自分のことだと思ってないんです。無駄です。本人達はたいへんいいことをしているつもりなんです。ヒーロー側の気持ちなんです。一番怖いのは、いいことをしているつもりの人たちなんです。だから、必ず文化弾圧をします。風俗取締りをします。寄席を封鎖します。芝居小屋を解散させようとします。作家を弾圧します。中身が似ているから、やっていることが一緒です。残念な人たちなんです。まあ、いくら残念でも受からせた以上都民の責任ですから、任期終了までは耐え忍ばなくてはなりません。鳥居耀蔵が歌舞伎そのものまで潰そうとした時に、遠山金四郎景元が芝居小屋を浅草へ移転させてかえって浅草が賑わいを見せたように、一時的に政治から逃れるような手立てを考えることも必要なのではないでしょうか。というか大事なのは、本を描くのも、作るのも、読むのも、買うのも、私たちだということです。大人になってからじゃないと買えない本があってもいいけど、枠決めもなしに政治が流通を規制するってどう考えてもおかしいです。表現の自由を政治が損なうのは違法という、これはふつーに裁判所沙汰ですよ。まあ、私は東京都民ではないので、少なくとも都民の皆さんは清き一票をお願いするしかないのですがー。あとなんか、発想が江戸時代ですみませんでした。
0コメント