なんでか突然いぬばなし

 大好きな小島秀夫さん(ゲームデザイナー)のツイッターを見つけてフォローできたので幸せです。もうあの人が大好きすぎる! しかし監督(何故かこう呼ばれている)は一体いくつぐらいなのだろうか。けっこう年齢不詳です。 突然ですが犬の話でもしますか。相変わらず唐突ですが。 犬にはいろんな種類があるわけですが、犬ってもとは一つの犬種からつくられているんですね。まあこれはおおざっぱに言った話ですが。 それで人間がいろいろ掛け合わせて品種を作り続けてきたわけです。まあ厳密に言えば犬はみんな雑種みたいなものですね。 では雑種と、認定された犬種の違いは何かというと、種の安定性です。 何世代も掛け合わせて遺伝的に安定して、プードルとプードルを掛け合わせたらみんなプードルの子供が生まれるみたいな安定性が大事なわけです。 雑種の犬はやっぱりいろんな混ざったテイストの子供達がコロコロ生まれますよね。それはそれでカワイイが。子犬はみんな愛らしいが。 まあともあれ、作られて遺伝が安定した犬種は、その血筋を犬大好きによって大事に何百年も守られてきたわけです。純血種ですね。 まあよくペット屋でプードルとかダックスフントとかチワワとかで高く売ってるのは純血種だと思います。 ここで『二重純血犬種』というのが出てきます。 何かといえば、異種の純血種の犬と純血種の犬を交配させたものですね。雑種やん。とツッコミを入れたくなりますが、まあ純血種どうしだし。ちょっと高級な雑種みたいなもんですか。二つの純血種の犬の特徴を生かした中間な犬ができればいいね! みたいな。 これは目的を持って「介護に適した犬を作りたい」とか「単に変わった犬種を作りたい」とかいうブリーダーさんが作ります。まあうまくできてうまく行けばすごい売れるかもしれんし。 しかし単にプードルとチワワを繁殖させただけでは二重純血犬種とはなりません。さきほど言った種の安定性がなければ駄目なわけです。 なので何世代も掛け合わせます。そして遺伝を安定させるわけです。 しかも安定しても、そんな思うようにいかないのが遺伝子というわけで。お互いの悪いところだけが出て安定したってどうしようもないわけです。 こうして作られた中に、ミニチュア・ダックスフントとチワワを掛け合わせた『チワックス』という二重純血犬種がいます。 これは写真とかで見ると、確かにカワイイ。うんスゲーかわいい。 しかし、チワワの細い足とダックスフントの長い胴を受け継ぎ、骨折とヘルニアを起こしやすいという悲しい特徴があって作出禁止を求められているそうです。あー。 それよりも酷いのがあって、『ウルフワワ』という種類がいます。 これは全犬種中で最も体高が高いアイリッシュ・ウルフハウンドのメスと、全犬種中で最も体高が低いロングコート・チワワのオスを交配させたものらしいです。 これは純粋に「面白いじゃん!」みたいな理由で作られたっぽいです。 結果としてのウルフワワは小さい犬になっているんですが、作出が不完全のため、たまに『先祖がえり』が起きてしまうんですね。 一体どういうことかというと、小さいウルフワワのお母さんに、先祖がえったでっかいウルフハウンド系の子犬がおなかにできると、お母さんが自分よりでっかい子犬が産めずに死んでしまうということが起きたわけです。 これはあまりに酷すぎるということで、これは作出禁止されているそうです。 犬は人間に愛されているがゆえに、かえって商品としてのかけあわせ等もされてきました。 ある種類の流行が終わったあとの捨て犬などの問題も勿論あります。 また犬は何匹も子供を産むわけですが、そのたびにやはり弱い犬も生まれてしまい、そうした犬は引き取り手がなくなったりすることも事実です。 別になんだかんだと言うつもりもないんですが、犬を愛する人は世に犬好きが多いゆえに起こることにも無関心でいてほしくないなとは思います。二重純血犬種http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%87%8D%E7%B4%94%E8%A1%80%E7%8A%AC%E7%A8%AE

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