結局坂の上に僕らはたどり着いているのだろうか
『坂の上の雲』がドラマになるんですね。 正直、観たくないので観ないと思います。だって旅順でいっぱい人が死ぬから……。 豪華キャストで秋山好古、秋山真之の兄弟と正岡子規の青春巨編! みたいな感じで宣伝していました。まあそれも間違ってはいないのだが。最初のほうは確かにそんな感じだったのだが。おかげで伊予松山弁が大好きになったのだが。 しかしこの小説の個人的ハイライトは旅順であり、悲惨な運命の日本軍であり、児玉源太郎と乃木希典が二人で語るシーンでありまして。このへんになるともう児玉さんが主役でいいですよ! という気持ちになりました。もうもう大砲かついで持ってきてくれてありがとうございます! 正岡子規は残念ながら途中で亡くなられてしまうのですが、秋山好古、秋山真之あたりはいいんですよ。話的にどんなにピンチになっても安心ですよ。有能でつおいから。 だけど旅順のくだりは戦争で、まあ、えーと、指揮官がそうじゃないところはどうなるかという恐ろしいくだりなわけです。 だから多分観ないです。 しかも脚本が野沢尚さんですよ……。違う人たちで継いだんですね。彼に対しても思い入れがあったので、逆に多分観ないと思います。 しかし乃木希典さんというのも特に不思議な方で、他にこうした人は類がないんじゃないかと思う人です。特に今の世の中には。 でもまあそれはまた今度語りたくなったら書きます。書こうと思ったら本を取って来なくちゃならないんですが廊下が寒いので取りに行きたくないのでした。風呂あがりでさぶいんだ。
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