僕の親指は凝りを押すためだけに存在しているんじゃないんだ

 魚っとどっこい。黄色い魚ってどうも食欲があまり湧かない。 今日も整形外科でぷすぷす鍼刺されてきました。二回目にして慣れてきた。 なーんて思っていたら突然リハビリの若いお兄さんに「今日は電気をかけましょう」とか言われました。 で……、電気ですか。いや電気をかける治療院とかもあるとは聞いてはいたのですが。よーしやったるわー。 ぺしぺしと、おおきな電極みたいなのを背中に四つくらいつけられます。「電気がきたら教えてください」 と言われたので、待っていたら。なんか電極のあたりがすぼまるような感じが……。なんだ? コレのことですか?「ああ、それです」 そうですかこれですか。そして少しずつ電気を上げてくれたのですが、なんかこれはいつも使っているアレに酷似している感覚が。「なんか、低周波治療器みたいな……」「そうですそうです」 はあ、そうか。 電気ってこんな感じだったのかー。もっとビリビリっとしてカエルの足がビクッってなるようなやつを想像してました。何故かややガッカリ。 混んでいたのでお兄さんは忙しいようで、私はやや放置され気味にストレッチしたり、治療台にうつ伏せでごろごろしたりして、ヒマをつぶしました。 他の人は右の足首にバンドをつけてゆっくり足首の力で手前にヒモをひっぱったり、中腰で進む運動をしていたり、ヒザを真剣にアイシングしていたり、なにやら大変そうです。 見えない角度から、若い女の子らしき叫び声も聞こえます。「痛い痛い痛い!」「これでも痛い?」「痛い痛い痛いっ!」 見えないのでわかりませんが、どうしても相手の男性の理学療法士の声が楽しんでいるように聞こえる。 しかもその後「これからどっか出かけるの? お化粧しちゃって」「えへー」みたいな会話をしとった。まあ辛いリハビリの中で楽しいなら何より。 とにかくみんな患者さんは辛いとか痛そうなので、まだ自分は肩こりでよかったなあと思ったのでした。 ちなみに私の担当も若いお兄さんなのですが、お互いに全く全然そういったオーラを感じないので、私もババシャツとか着たまま気楽にツボを押して貰っています。多分彼の親指はそうとう痛くなっていると思います。ごめん。 ところでめづさんは実習終わったのでしょうか。おめでとうー。 もし何かの理由で終わっていなかったらと怖くてお祝いメールが出せません。まあ終わったのならここを見るであろう。

ねこだれる

まんが、イラスト、小説、などなど気ままに上げます。

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